家の中に幸運が入ってくる際の玄関におススメの風水
どこの家にも必ず玄関がありますが、玄関というのは、自分が暮らす世界と外の世界の結界にあたるものであり、風水における極めて重要な場所です。
自分の世界である家から外へ出る時に幸運を持ち出し、帰宅したら外界でついてしまった厄をしっかり落とすための場所が玄関なわけです。
風水で玄関が重要視されているのは、家の外を流れている龍脈という幸運の通り道から家の中に幸運が入ってくる際の入口にもなっているからでもあります。
しかし、幸運の入り口として玄関が機能するかどうかは、風水的にしっかりと整えられているかで大きく差があります。
風水的にしっかりと整えれば、驚くほど運気が上がる反面、何もしないでいればせっかくの運気が逃げてしまいます。
玄関における風水の基本は、不要なものの片付けと掃除です。
鏡や置物といった、風水のアイテムが活きるのは片付けや掃除があってこそです。
玄関の風水は、家の間取りや方角を気にしなくてもすぐに実行できます。
よほど大きな家でもない限り、玄関のスペースはさして広いものではありませんから、掃除して整理整頓するにしても1時間もあれば足りるでしょう。
玄関というのは、靴やサンダルなどの履物や傘などが乱雑になってしまいがちです。
必要以上にものを溜め込んでいるなら、まずは不要なものを処分して玄関全体をすっきりさせましょう。
靴や傘など、乱雑にそのままにせず、きちんと置き場所を決めて、使ったら必ず元に戻すようにしましょう。
長いこと履いていない靴が溜まっているようなら思い切って処分してもいいでしょう。
本来なら、最も掃除が重要であるにもかかわらず、ついついそうなってしまいますから、日頃から意識して掃除することで運気が上がります。
玄関での鏡は開運アイテム
鏡は水を表し、気の流れを遮ったり、気の欠けを補ったり、気の向きを変えたり、悪い気を跳ね返したりと、風水における重要な開運アイテムです。
玄関は広く明るい方が幸せが多く入ってくると風水では考えられていますが、近年の住宅事情では玄関に大きなスペースを取れないことが多くなっていますので、鏡をインテリアとして上手く活用して、いかに玄関を広く見せるかも運気改善のために重要なポイントです。
しかし、鏡というのは使い方を間違えると開運どころか逆効果になりますから、注意が必要です。
鏡を玄関のどこに設置するかですが、入って右側に置くのがベストです。
風水において、気の流れは「反時計回り」であると言われています。
つまり、気は玄関から入って右側を通ることになりますので、玄関を入って右側に鏡を置くと、良い気の流れを増幅させることができるからです。
玄関で鏡を置いてはいけないのが、玄関の正面です。良い気を跳ね返してしまいます。
玄関に窓がある場合には、窓から入ってくる良い気を反射してしまいますので、窓の向かい合わせに鏡を置くのもいけません。
また、玄関の左右に置く合わせ鏡だと、気がその間で何度も行き来をして滞ってしまうので、これも避けるようにしましょう。
運気を上げる色と方角
玄関で風水の効果を高めるために玄関マットを置くと効果的です。
玄関マットを置くと悪い気をそこでシャットアウトし、良い気を家に取り入れるフィルターのような効果があります。
玄関マットを選ぶ際に重要なのが色です。
どのような色の玄関マットにすべきかは、方角によって違います。風水の効果が上がるように、以下のように、方角に合った色の玄関マットを選びましょう。
北の玄関の場合
日当たりが良いのでグリーン系がおすすめですが、日当たりが悪い場合は白系の色にすることで、玄関を明るくしましょう。
北東の玄関の場合
白をベースにワンポイントで赤か、白がいいです。
白のマットだとすぐに汚れが目立つようになりますので、こまめに洗濯するようにしましょう。
東の玄関の場合
グリーンもしくブルー系。
東南の玄関の場合
グリーンもしくブルー系。
南の玄関の場合
赤、黒、青は気のバランスが崩れるため避けたい色です。黄緑系の色がベストです。
南西の玄関の場合
イエロー系あるいはやグリーン系。
南西の場合は特に玄関マットは敷かないのもアリです。
西の玄関の場合
金運アップを考えるなら黄色、恋愛運アップならピンクがおすすめです。
北西の玄関の場合
ベージュ系。
玄関に置くと良い絵と方角
風水では玄関は幸運の入り口です。
玄関に絵を飾ることで、開運効果が期待できます。
風景画や花の絵がおすすめですが、次のように、玄関の方角によって、風水効果が上がる絵が変わってきます。
- 北の玄関の場合、海や湖の絵やザクロの絵。
- 北東の玄関の場合、雪山の絵。
- 東の玄関の場合、赤いリンゴなど赤い実や朝日の絵。
- 東南の玄関の場合、花の絵。
- 南の玄関の場合、緑の植物の絵。
- 南西の玄関の場合、草原や田園など大地の絵。
- 西の玄関の場合、黄色い花や黄色い果実の絵。
- 北西の玄関の場合、黄色い花や風景画、主人が書いた絵。
以上のように、方角によって、風水の効果を上げるのに適した絵があるわけですが、玄関の方角に合った絵でも、全体の雰囲気やバランスを考える必要もあります。
絵の内容がいくら合っていても、玄関の広さに対してあまりにも大きかったりすると、玄関全体のバランスが崩れてしまいますので、注意が必要です。
また、鏡と同様に玄関から入って真正面の場所に絵を飾ると運気が下がりますから、飾る場所にも気をつけましょう。
玄関に置くと良い置物
玄関に置くと良い置物は、上記の鏡や絵の他にも、水晶クリスタルや、花といったものがあります。
水晶を置くことで気が浄化されて運気が上がります。
観葉植物や生花などの植物は生きているので幸運を呼び込むパワーがとても強く、風水効果が強いです。
ただ、植物は手入れをしないで放置していると、枯れてしまいますので、こまめに手入れができないようなら、やめておいた方がいいでしょう。
縁起物の置物もいいですが、あまり数が多くせずに、1~2個程度にして、ホコリなど汚れがつかないようにマメに掃除するといいでしょう。
これらの置物すべてに言えることですが、直接床に置かないように注意してください。