1日3回の歯磨きがどうしようもなく憂鬱でした。
私の子供が1歳半から2歳くらいにかけて歯磨きをものすごく嫌がった時期があり、親の私も当時はかなりストレスをためていましたし、どうしたものかと悩んでいました。
歯磨きの度にこの世の終わりかと思うくらい泣くので(本当に、冗談ではなくそういう感じでした)、1日3回の歯磨きがどうしようもなく憂鬱でした。
歌を歌ってみたりなだめすかりしたりしても全くだめで、最終的には無理矢理押さえつけて(汗)歯磨きする…という感じでした。
今振り返ると、押さえつけることで余計に子供は恐怖心を持ってしまったかもしれないとは思います。
でも、そうでもしないと磨けないんです。
虫歯ができてしまっては今度は歯医者で大泣きして迷惑をかけてしまいます。
なので、なんとか歯磨きはきちんとして虫歯ができるようなことだけは避けたい、と常に思っていました。
歯磨きを嫌がる子供にやったほうが良いこととして、歯磨きの歌を聞かせたりぬいぐるみに歯磨きをしてみたりする…という方法がよくありますよね。
もちろん私もどちらも実行しました。
特に歯磨きの歌は色々な種類の歌のを探し、動画サイトで色々と見せてみました。
子供はその歌自体は楽しんでいましたし、きちんと磨かないと虫歯ができて大変なことになる…という「歯磨きの必要性」は一応それで理解してくれたはずでした。
でも…どうしても、いざ自分が歯磨きをされるとなると激しく抵抗するんですよね。
私は、甘い歯磨き粉を使うのはもちろん、甘いフッ素スプレーを使えば嫌がらなくなるかも…と思い、色々購入してみたのですが、どれもダメでした(涙)。
それどころか、私の目を盗んでフッ素スプレーを口にシュッシュとスプレーして(味は美味しくて気に入ったよう)、買ったばかりなのにボトルの半分を空にしてしまったこともありました。
これでは逆に体によくないと思い、その後フッ素スプレーの購入はやめました。
ちなみに私は子供の顔を膝の上に乗せて歯磨きしていたのですが、ある日、「もしかしたらそれがなんとなく怖いのかもしれない…」と思い、子供を椅子に座らせたまま歯磨きをしてみました。
そうするとなんとか泣きわめかずに磨くことができました。
ただ、この磨き方は親の私が口の中を見づらい(特に上の奥歯)ことが難点。
そこで、ライトがついている電動歯ブラシを購入して使うようになりました。
そうやって色々試行錯誤しているうちに、だんだん膝の上に寝かせて磨いても泣かなくなってきました。
今振り返ると、本当に大変だったなぁと思います。
最近ひとつ気がついたのは、もしかしたら磨く力が強すぎて痛かったのかもしれない、ということです。
現在歯磨きを嫌がるお子さんがいて困っているお母さんは、是非「優しく磨く」ことを心がけてみて下さいね。