
私の子供は赤ちゃんの頃からの指しゃぶりが治らず、当時かなり悩んでいました。
指しゃぶりが始まったのは生後2ヶ月くらい。
しゃぶる指にも色々あると思いますが、わが子は人差し指と中指の2本でした。
もともとあまり夜泣きもせず比較的おとなしい赤ちゃんだったので、指しゃぶりをしているとさらに静かで「なんて手のかからない、育てやすい子供なんだろう」と思っていました。
この子の上の子が特にものすごくよく泣く子だったので、特にそう思ったのかもしれません。
そして子供が1歳になり2歳になり…気がつけばいつも指しゃぶりをしているなぁと少し気になりだしました。
3歳になっても指しゃぶりは一向に収まらないので、「このままでは出っ歯になるんじゃないか?」と、かなり不安になってきました。
ちょうどその頃3歳児検診があったので、歯科医に「指しゃぶりが心配だ」という旨を相談したところ、「僕も小学校2年生まで指しゃぶりしていましたよ。今は気にすることないですよ」との返事。
そういうものかな…と思いつつ、その後も子供にできるだけ指しゃぶりをしないよう声かけを続けました。
しかし、その後幼稚園に入っても指しゃぶりは続きました。
もちろん幼稚園にいるときは大丈夫なようでしたが、家に帰ってくるとちょっとボーっとしているときなどに寝転がって指しゃぶりをしています。
このままではいけないと思い、「ずっと指しゃぶりをしていたら変な顔になっちゃうよ!」と少し強めに注意するようになりました。
あまりに収まらないので、指しゃぶりをしている指を無理矢理口から引き抜いたこともありました。
歯科検診に行くと虫歯はないものの「開咬(かいこう)」だと指摘され指しゃぶりをやめさせるよう指導されるようになり、私もかなり焦りが出てきました。
ただ、そんな日々の中で「指しゃぶりは精神安定剤でもある。無理にやめさせないで自然に他のことに気をそらすのが良い」という記事を見て、なるほど確かに…と思いました。
それからというもの、子供ができるだけボーっとすることのないように(子供はボーっとしているときに指しゃぶりをすることが多かったので)幼稚園が終わったら子育て支援センターに行って思い切り遊ばせる、土日もできるだけ外出して思い切り外で遊ばせる…などを心がけました。
そうすると、5歳を過ぎて年長さんになった頃には指しゃぶりはなくなりました。
でもやっぱり小学生の今でも少し出っ歯気味です。他のことに気をそらして指しゃぶりをしないようにする、という取り組みをもっと早くからするべきだったな…と今では思っています。”